ファイル自動管理ソフト「ZiDOMA data」、オブジェクトストレージ「CLOUDIAN HyperStore」と連携

2015年5月11日 18:34

 ARアドバンストテクノロジ(以下、ARI)とクラウディアンは11日、ARIのファイル自動管理ソフトウェア「ZiDOMA data」の新バージョンと、クラウディアンのスケールアウト型オブジェクトストレージ製品「CLOUDIAN HyperStore」との相互接続性を公式に認定したと発表した。

 これにより、データを保管しているNAS(ネットワーク接続ストレージ)とCLOUDIAN HyperStoreストレージ間、またはCLOUDIAN HyperStoreストレージ相互間で、わかりやすいGUI操作で自動的に大量データを転送できるようになる。

 「CLOUDIAN HyperStore」は、汎用サーバをハードウェアとして使うSDS(Software Defined Storage:ソフトウェア定義ストレージ)で、スケールアウト型のオブジェクトストレージを、中小規模から大規模まで簡単・経済的に構築・運用できる。

 一方、「ZiDOMA data」は、ファイルのサイズ、更新日時、利用頻度といったポリシーに応じて、ストレージのデータをNAS・NAS間、NAS・クラウド間、クラウド・クラウド間で移動・複製できるアプリケーションである。ストレージ更改時のデータ移行、遠隔地保管、データセンター間複製、クラウド利用等におけるデータ転送をタスクとして管理し、スケジュール実行できる。サービス事業者や一般の企業において、現行のストレージシステムを活かしながら、オブジェクトストレージと組み合わせてデータを管理することで、全体の最適化を図ることが可能となる。

 なお、ARIとクラウディアンは、5月13~15日に東京ビッグサイトで開催する「第17回データストレージEXPO」で、同ソリューションのデモ展示を行なう。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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