三菱重工子会社、クレーン事業を住友重機械子会社に10月に譲渡
2015年5月11日 11:40
住友重機械の完全子会社の住友重機械搬送システムと三菱重工業の完全子会社の三菱重工マシナリーテクノロジーは8日、三菱重工マシナリーテクノロジーのクレーン事業を住友重機械搬送システムに10月1日付で譲渡すると発表した。
両社では、日本国内の産業用クレーン市場は成熟化が進んでいる一方、アジアなどでの成長が見られる海外では、競争が激化し、市場選択と差別化がより重要と判断し、今回の譲渡契約に至ったという。
今後、三菱重工マシナリーテクノロジーからクレーン事業を分割した上で、住友重機械搬送システムに譲渡する。また、三菱重工業は、住友重機械搬送システムの株の17%を取得し、株主の立場から住友重機械搬送システムの事業に関与するとしている。