配車サービスを行う米Uber、新法案によりカンザス州から撤退させられる

2015年5月11日 07:00

あるAnonymous Coward 曰く、 配車サービスを提供している米Uberが、カンザス州での事業停止を余儀なくされることとなったという(UberのブログMashableSlashdot)。

 カンザス州議会は交通ネットワーク会社のサービス規制を行う「SB117」法案を可決することとなった。この法案は登録されるアプリケーション会社に対し、タクシードライバーの保険加入状況などの事前審査を義務づけるというもの。これが行われるとUberの運用コストが大幅に高まることになる。

 このSB117はカンザス州Sam Brownback知事によって拒否権が発動されていたが、議会側はそれを覆すのに十分な票を獲得し法案が成立した。UberはBlogでカンザス州からの撤退を公式に表明している。この法案により、消費者から安全な乗り物に乗る選択肢や多くの人の仕事を奪うだろうとしている。

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