(中国)出身大学別の平均月収、トップの清華大学は24.7万円
2015年5月11日 08:46
*08:50JST (中国)出身大学別の平均月収、トップの清華大学は24.7万円
中国本土で出身大学別の平均月収ランキングが公表されて話題となっている。標準排名(中国)研究院がこのほど公表した「2015年中国高等教育機関卒業生給与ランキング」によれば、トップは清華大学で月額平均1万2807人民元(約24万7258円)だった。同校は北京市にある理工系大学の名門で、習近平・国家主席などの母校としても知られる。以下、復旦大学(上海市の総合大学)の1万1661人民元、上海財政大学(政経系大学)の1万1235人民元、北京大学(総合大学)の1万1227人民元、上海交通大学(総合大学)の1万1201人民元と続く。
同調査は中国の高等教育機関(大学、学院、高等職業学校、高等専科学校)を卒業後、5年が経過した社会人を対象したもの。全国20都市の100大学が上位にランキングされた。上位100大学のうち、68校が北京市、上海市、広州市などの1線都市に集中している。内訳は北京市が40校、上海市が21校、広州市が6校、深セン市が1校となっている。また1線都市の大学で就業率が50%を下回ったのはわずか29校にとどまった。そのほか、南京市、杭州市、天津市、西安市、武漢市、成都市、大連市、ハルビン市、長沙市、合肥市、重慶市、廈門市、汕頭市、南昌市、長春市、張家口市など2線都市にある大学も選出されている。
大学卒業後の高額所得を決める重要な要素について、同研究院は◆卒業した大学が一流校がどうか、◆大学の所在地が1・2線都市かどうか、◆学んだ専門分野が人気の職種がどうか——の3条件を挙げている。
【亜州IR】《ZN》