4月中国新車販売、トヨタ2カ月ぶり回復・日産は前年割れ続く
2015年5月8日 13:08
*13:08JST 4月中国新車販売、トヨタ2カ月ぶり回復・日産は前年割れ続く
トヨタ自<7203>はこのほど、中国での4月の新車販売台数が前年同月比7.8%増の9万2600台に達し、2カ月ぶりに前年を上回ったと発表した。主力セダンの「カローラ」とSUV(多目的スポーツ車)の「RAV4」が販売をけん引した。
「カローラ」の販売台数は、前年同月比80%増の2万2000台と大きく伸びた。前月も30%増の1万5000台を売り上げている。
「RAV4」の販売も大きく持ち直した。4月販売は30%増と、大幅なプラス成長に転じている。前月は40%減の7000台に落ち込み、全体販売を押し下げていた。
1-4月では、前年同期比2.1%増の32万300台に拡大。1-3月は0.1%減に落ち込んだが、4月で挽回した格好となった。1-3月は、1月が10.6%増の8万5600台、2月が18.6%増の5万1900台、3月が20.9%減の9万400台で推移していた。
トヨタは今年の中国販売について、前年比6.8%増の110万台を目標に掲げる。14年の実績は、前年比12.5%増の103万2400台。初の100万台超えを達成した。
一方で日産自動車(7201/東証)の中国販売は苦戦が続く。4月は前年同月比19.4%減の9万5500台と、3カ月連続で前年を下回った。小型車や商用車の苦戦が響く。1-4月の累計でも、前年同期比2.5%減の3万91700台に停滞した。
【亜州IR】《ZN》