FRB議長の警告「Sell in May」
2015年5月7日 11:56
*11:56JST FRB議長の警告「Sell in May」
ウォール街の格言に「Sell in May(5月に売り逃げろ)」がある。
2013年5月22日の議会証言で、バーナンキ第14代FRB議長は、量的緩和第3弾(QE3)の規模を縮小する可能性があると述べ、ニューヨーク株式市場及び世界の金融市場に衝撃を与え、「バーナンキ・ショック」をもたらした。
2015年5月、イエレン第15代FRB議長は、株式市場のバリュエーションが全般的に高まっていると警告し、ニューヨーク株式市場は下落した。
もし、米国4月と5月の雇用統計が改善し、6月の連邦公開市場委員会(FOMC)での早期利上げ観測が高まった場合、「イエレン・ショック」になるのかもしれない。
ニューヨーク株式市場は、2000年(11750ドル)には「ITバブル」の崩壊で反落し、2007年(14198ドル)には「住宅バブル」の崩壊で反落し、2015年(18288ドル)には、量的緩和の終了、利上げの開始という「出口戦略」により反落する可能性が警戒されている。《MY》