アメリカン航空、iPadアプリのトラブルで遅延が発生
2015年5月4日 15:26
あるAnonymous Coward 曰く、 アメリカン航空では電子化されたマニュアルなど、iPadを使った運航支援システムが導入されている。しかし、4月28日にiPad用の航路表示アプリでトラブルが発生してアプリの再インストールが必要となり、28日から29日にかけて54便で遅延が発生したという。空港のWi-Fiに接続してアプリを再インストールするため、ゲートに引き返した便もあったそうだ(WSJ日本版の記事)。
米航空会社では操縦士などが各自フライトバッグで持ち運んでいた地図やフライトマニュアル類の電子化を進めており、会社が支給するiPadやSurfaceなどのタブレット端末で利用するようになっている。アメリカン航空では「電子フライトバッグ」を2013年に導入し、従来16kgあった紙の資料がiPadに置き換えられた。このiPadは飛行計画の配布にも使われているという(The Guardianの記事、Quartzの記事、本家/.)。
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