政治から読み解く【経済と日本株】:古市三久氏「東電、15.3期営業利益は3165億円と2年連続の黒字」

2015年5月1日 14:00


*14:04JST 政治から読み解く【経済と日本株】:古市三久氏「東電、15.3期営業利益は3165億円と2年連続の黒字」
福島県議会議員の古市三久氏が「東京電力は2015年3月期連結決算営業利益が前期比65.4%増の3165億円と2年連続の黒字。営業利益は国民が納得できる処分をすべきでは。双葉町は3年前に役場の資産を192億円と算出して東京電力に賠償を求めたが梨の礫とのこと。」とツイートしている。

4月28日に発表した東電<9501>の決算短信によると、15年3月期最終利益は対前年同期比2.9%増の4515.52億円での着地となった。特別利益として原子力損害賠償・廃炉等支援機構からの資金交付金など8877億円を計上した一方、特別損失に原子力損害賠償費など6162億円を計上したとのこと。

16年3月期業績見通しに関しては、現時点で全機能停止している柏崎仮羽原子力発電所の運転計画を示すことが出来ないことから未定としている。福島第一原発事故が発生する前の10年3月期最終利益は1337.75億円。様々な事情があると思われるが、15年3月期最終利益4515.52億円という数字は、4月30日時点で発表している企業のなかではホンダ<7267>に次ぐランキング2位となっている。《MT》

関連記事

最新記事