資生堂、16年度に美容部員500名を正社員採用―既存の契約社員も正社員に
2015年4月27日 20:49
資生堂は27日、店頭で応対・接客を行うビューティーコンサルタント(以下、BC)を 2016年度に全国で約500名、正社員として採用すると発表した。また、現在在籍する契約社員についても登用試験を実施し、2016年4月より正社員への登用を進めていく。
2014年12月に中長期戦略「VISION 2020」を発表し、お客さま起点の経営体制へ変革を進める同社にとって、お客さまへの価値の最終伝達者であるBCの活性化は不可欠だ。そこで、正社員への登用を進めることにより、優秀な人材を採用・確保し、BCのこれまで以上の責任感醸成とモチベーション向上を図り、美容のプロフェッショナル集団へと更なる進化を図るのが狙いだ。
資生堂BCは、1934年(昭和9年)、BCの前身である9名の「ミス・シセイドウ」から出発。現在、国内約10,000名(正社員約8,000名、契約社員約2,000名)、全世界で約22,000 名が活動している。「おもてなし」の心をベースに、その高い技術力と応対力で当社の化粧品事業の発展に大きく貢献している。近年では、グローバル化、ITの進化に対応し、世界共通の行動指標の導入やWeb BCカウンセリングの導入、IT機器を活用した接客にも取り組んでいる。
同社では、今回のBCの採用により、若年層のお客さまへの応対力を強化するとともに、BC組織の活性化を目指したいとしている。(記事:町田光・記事一覧を見る)