16年3月大卒の求人倍率は1.73倍。前年比0.12ポイント上昇
2015年4月23日 10:25
リクルートは22日、2016年3月卒業予定の大卒求人倍率は1.73倍と、前年より0.12ポイント上昇したと発表した。大卒求人倍率(求人倍率)は、民間企業への就職を希望する学生1人に対する企業の求人状況を算出したもの。
全国の民間企業の求人総数は、前年の68万3000人から71万9000人へと3万6000人増加した。一方、学生の民間企業就職希望者数は、前年と同水準の41万7000人だった。
業種別の求人数の対前年増減率は、製造業の10.8%アップを筆頭に、流通業で5.6%増加しているが、一方で建設業は3.8%減、金融業は2.6%減少とばらつきがあった。サービス・情報業は前年とほぼ横ばいの求人数だった。
2015年卒の新卒採用での充足率では、製造業99.3%、流通業95.5%が高い水準だった一方、建設業88.8%、金融業87.3%、サービス・情報業85.4%などもあった。
(記事:町田光・記事一覧を見る)