米海軍、戦闘機の無人化を促進。F-35が最後の有人戦闘機になる?

2015年4月22日 15:39

あるAnonymous Coward 曰く、 レイ・メイバス米海軍長官が、「米海軍としてはF-35が最後の有人戦闘機になるだろう」との発言を行ったという(ITmedia米海軍の公式ブログ海軍研究事務所)。

 今後は無人戦闘機を活用する方向で、無人化により人員の安全やリスクの高い技術の導入などが行えるという。また、「使い捨て」のドローン(無人小型機)なども視野に入っているようだ。また、米海軍はランチャーで射出できるドローン「LOCUST」も公開した。ランチャーで射出できる筒状をしており、発射後は翼を出して飛行するという。

 空軍よりも航続距離の要求が低く、また単一戦域で運用する機体も(多分一桁)少ない海軍では、無人機と管制艦との間で光波通信が行えるケースが多く、また電波帯域の制限が緩いため、空軍の制空戦闘機と違って(迎撃)戦闘機の無人化もやりやすいのでしょう。

 ただし哨戒機や早期警戒機、攻撃機、爆撃機は無人機であっても相応の機体規模になるから、母艦の小形化は想像する程は進まないでしょうが、それでも排水量10万トンを大きく切ってくるでしょう。

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