バルファキス・ギリシャ財務相の戦術

2015年4月22日 14:56


*14:56JST バルファキス・ギリシャ財務相の戦術
ギリシャ政府と国際支援団との債務交渉は、24日のユーロ圏財務相会合で合意に達する目処は無く、いたずらに合意期限が先送りされるだけの不毛な交渉が続いている。


交渉の矢面に立っているバルファキス・ギリシャ財務相の戦術は、彼が財務相になる前の発言の中に潜んでいる。
「ギリシャはユーロ圏に参加すべきではなかったが、参加した以上は離脱すべきではない」
「ユーロ圏はチェックアウト出来ないホテル・カリフォルニアみたいなものである」
「ユーロ内でデフォルトする、 と単に発表すべきである。そして、ドイツを 指差して、この問題をあなた方ご自身で解決できるでしょう、 と言えばよい」


ギリシャ政府は、救済プログラム2450億ユーロの残金72億ユーロの融資を求めている。

2450億ユーロの内、ギリシャ政府が使えたのは、20%に過ぎず、80%は、ドイツやフランスなどの金融機関に還流した。

そして、現在の債務3241億ユーロの内、EFSFが1419億ユーロを占めているが、その内ドイツは635億ユーロを拠出している。《MY》

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