トヨタ:中国でのハイブリッド車比率30%に引き上げ、燃費向上めざす
2015年4月22日 08:24
*08:25JST トヨタ:中国でのハイブリッド車比率30%に引き上げ、燃費向上めざす
トヨタ自<7203>が中国でハイブリッド車の販売に注力する。中国新車販売に占めるハイブリッド車の比率について、2020年に30%まで高める考え。中国当局が設定する厳格な燃費基準をクリアするためという。上海モーターショーに参加した中国統括会社の大西弘致社長の話として、中国政府系メディアが21日に伝えた。
これまで報道された内容によると、自動車世界最大手のトヨタは、中国工場を新設する。生産拠点の構築は5年ぶり。世界最大の自動車マーケットを擁する中国で増産態勢を築く。販売需要を満たす狙いがある。
合弁会社の広汽豊田を通じて、生産ラインを新設する。27億人民元(約525億円)を投じ、新型車を年間10万台(第1期)の規模で生産する計画だ。
広州市南沙区の第1、第2生産ライン付近に建設する。最新の生産技術とトヨタ生産方式(TPS)を導入し、17年の稼働を目指す。
トヨタは中国で合弁会社の一汽トヨタや広汽トヨタを通じ、完成車を生産・販売している。
【亜州IR】《ZN》