中国の金備蓄量:近く公表か、SDR構成通貨への人民元組入促進目的で
2015年4月22日 08:03
*08:04JST 中国の金備蓄量:近く公表か、SDR構成通貨への人民元組入促進目的で
中国の金備蓄量が近く公表されるとみられている。中国政府が人民元を国際通貨基金(IMF)の特別引き出し権(SDR)構成通貨への組み入れを促進する狙いがあるためだ。
外国メディアはこのほど、金本位制の時代が終わったものの、米国や欧州の中央銀行の外貨準備のうち、金のウエートが引き続き高いと指摘。世界の貿易・金融における主導的地位に挑戦する中国にとってある程度の金備蓄が不可欠だと分析した。
なお、最後に公表された中国の金備蓄量は2009年4月となり、現在の備蓄量はすでに2倍の3510キロトンになると予測されている。2009年の中国の金備蓄量は外貨準備の1%にとどまり、米ドルは大部分を占めた。中国の外貨準備額は直近10年で4倍に拡大し、世界トップに浮上している。《ZN》