再生エネルギーの普及に向けて注目される「流動電池」や「圧縮空気蓄電池」

2015年4月21日 11:23

あるAnonymous Coward 曰く、 再生エネルギーなどが安定的な電力になりにくいという問題もあって、エネルギー貯蔵技術の注目が高まっている。しかし、リチウムイオンバッテリーなどの二次電池の多くは、容量単価や出力では発電所とは比べることができないほど高コスト。このため、新しい「流動電池(レドックス・フロー電池)」や「圧縮空気蓄電池」が注目されているそうだ(GIGAZINE)。

 流動電池は構造的劣化がほとんどないという特徴があり、また、溶液量を増やすだけで貯蔵できる電力量を増やせる。圧縮空気蓄電池は、空気を圧縮するときに発生する熱を電気エネルギーとして蓄える装置。これまでは発電効率の低さから実用化にはいたっていなかったが、LightSail Energyなどの登場により、実用化が現実味を帯びてきて来ているとのこと。エネルギー貯蔵媒体はひとたび好循環のサイクルに入ると一気に普及する傾向にある。エネルギー貯蔵技術が普及すれば電力コストの低下や自家発電の活性化につながるとしている。

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