テックウインド、1万円台の低価格エントリークラスNAS製品を発表
2015年4月20日 22:46
テックウインドは20日、市場想定価格1万円台のエントリークラスの価格帯で、データ共有やマルチメディアファイルの一括管理に最適なホームユーザー向けNAS製品2種を発売すると発表した。メーカーは台湾QNAP Systems。品番・店頭予想実売価格(税込)は、「TS-112P」が15,800円、「TS-212P」1万9,800円。発売日は24日から。
新製品は、独自の革新的NASオペレーティングシステムQTS4.1を搭載し、GUIベースの直観的な操作を実現。サーバやネットワークに関する予備知識のないユーザーもWebブラウザを経由してゼロラーニングでNASを管理・運用できる。初期設定も簡便で、セットアップポータルサイトにアクセスして、セットアップガイドに従って操作すれば、わずか10分で完了する。
主な特徴として、IoT時代に対応する機能のパーソナルクラウドストレージを簡単に構築できるmyQNAPcloudサービスを備える。設定ウィザードに従って設定するだけで、所有するQNAP TurboNASにユニークな名前を割り当ててリモートネットワークからアクセスできる。パブリッククラウドサービスのような容量の制限もないため、大容量データの運用にも適する。公開サービスの指定やポリシーベースのブロッキング、SSL証明書のサポートなど、セキュリティ面も万全という。
複数のデバイスを活用するユーザーのためのツールとして、デバイス間でデータの同期を可能にするQsyncも提供されている。Windows/Macのプラットフォームを問わず、指定したフォルダに保存されたデータを同期できるため、上述のmyQNAPcloudによるリモートアクセス機能と併用することで、外出や旅行の機会が多いユーザーは、どこにいてもNAS上のファイルを最新の状態に保てる。
さらに、NASの標準機能では満足できないユーザーのために、100以上のオンデマンドアプリを導入できるApp Centerも提供される。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る)