「SUBARU CROSSOVER 7」登場、富士重の7座ミニバンがアクティブな都会派SUVに

2015年4月18日 20:14

 富士重工業の7シーターミニバン「エクシーガ」のクロスオーバーモデルとして2013年の東京モーターショーで注目を集めていたコンセプト「クロスオーバー7」が市販化となった。正式名称は「EXIGA CROSSOVER 7」で、富士重では「都市型SUV×多人数乗車」という新ジャンルのクロスオーバーだとしている。

 クロスオーバー7は、ファッション性と本格SUVの要素を取り入れた内外装に、170mmの最低地上高、スバル車独自のシンメトリカルAWDのパフォーマンスによる高い悪路走破性、開放感にあふれる7人乗りのパッケージングを併せ持つ、アクティブなライフスタイルを実現する全天候型快速「7シーターSUV」だ。

 エクステリアはオーバーフェンダーやスキッドガード付きバンパー、そしてサイドシルに設けたクラッディング、17インチアルミホイール、高められた車高、ルーフレールなどによってアクティブなSUVテイストに仕立てた。また、LEDアクセサリーライナーや随所に織り込んだメッキパーツにより、都市型SUVに相応しい高い質感を得た。ボディ寸法は全長×全幅×全高4780×1800×1670mm、ホイールベースは2750mmである。

 インテリアは、タン色をメインカラーとし、レザーやピアノブラック調加飾で質感の高さを追加することで、上質でファッション性が高い室内空間とした。

 安全装備は、自動ブレーキなど衝突回避システムのアイサイトver.2に加え、SRSサイドエアバッグ&サードシート対応SRSカーテンエアバッグを標準装備し安全性を向上。また、運転席&助手席8ウェイパワーシート、シートヒーターを標準装備することで快適性を高めている。

 搭載エンジンは2.5リッター水平対向4気筒DOHC(最高出力175ps/5800rpm、最大トルク24.0kg.m/4000rpm)だけの設定で、組み合わせるトランスミッションもCVTのリニアトロニックのみとなる。モノグレードのシンプルな設定で、このクロスオーバー7の登場に伴って従来のエクシーガは廃盤となる。新型の価格は従来のエクシーガ比で3万円ほどアップした275.4万円。レザーシートは10.8万円のメーカーオプションとなる。(編集担当:吉田恒)

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