ホンダ子会社、台湾で大型二輪車の販売を開始 台湾市場に再参入

2015年4月17日 22:43

 本田技研工業(ホンダ)の100%子会社である台灣本田(Honda Taiwan Co., Ltd.台湾ホンダ)は17日、18日より台湾で大型二輪車の販売を開始すると発表した。

 18日以降に、北部、中部、南部の主要都市において順次オープンする計4拠点の販売店では、日本から輸入する「INTEGRA」「CTX700N」「CTX1300」「GL1800C」「NC750X」「CB1100EX」やタイの現地法人であるタイホンダマニュファクチュアリングカンパニー・リミテッドから輸入する「NSS300」「CBR500R」「CBR650F」の計9モデルを販売する。

 ホンダは、1961年から、現地企業へ技術の供与を行う形態で(TC契約)、125ccクラスの小型車を中心に現地で生産・販売活動を行っていたが、2003年のTC契約解消に伴い、台湾での二輪車事業を終了した。しかし、2002年に台湾が世界貿易機関(WTO)へ加入したことで、大型二輪車市場が開放されたことや、近年の所得向上、さらには法改正により高速道路で二輪車が走行可能となる見通しがある。

 これらの要因から、大型二輪車市場は拡大を遂げており、昨年の250cc以上の大型二輪車市場は前年比24%増加の約1万7,000台となった。このため、台湾で二輪車市場へ再参入し、大型二輪車を販売することを決定した。

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