政治から読み解く【経済と日本株】:柿沢未途氏「「時給1500円」運動の論拠」

2015年4月17日 12:54


*12:54JST 政治から読み解く【経済と日本株】:柿沢未途氏「「時給1500円」運動の論拠」
衆議院議員の柿沢未途氏が「ちなみに「最低賃金を上げて雇用が減らない」のは、最低賃金で働く人は工場労働者とかでなくマクドナルドの店員のようなサービス業なので、海外流出や機械化できないのが原因、とクルーグマンは説いている。今の「時給1500円」運動の論拠にも。」とツィートしている。

柿沢氏が例に出したマクドナルド<2702>だが、昨日、15年12月期業績予想およびビジネスリカバリープランを発表した。15年12月期最終損益は380億円の赤字になる見通し。赤字は2年連続で、01年の上場以来、赤字幅は最大となるもよう。14年夏に判明した使用期限切れ鶏肉問題や、今年発覚した異物混入問題の影響で既存店売上高は非常に厳しい数字が連続している。

この発表を受けて、本日のマクドナルドは売り優勢となっているが、1月の年初来安値2451円を下回るような動きは見られない。足元の既存店売上高の推移を見る限り、前期よりも業績が悪化するのは織込み済みだったことが挙げられる。とはいえ、今後も既存店売上高で改善が見られなければ一段の業績下振れの可能性もある。4つの柱からなるビジネスリカバリープランの進展を見極めたいところ。《MT》

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