江守グループHDが中国事業を縮小、特別損失の計上で

2015年4月17日 11:23


*11:23JST 江守グループHDが中国事業を縮小、特別損失の計上で
江守グループH<9963>は16日、すべての中国子会社について、事情を縮小すると発表した。対象は江守商事(中国)貿易有限公司、EAH(上海)国際貿易有限公司、江守商事(上海)化工有限公司、上海江守染色技術有限公司、海南江守置基医薬有限公司の合計5社(以下、江守中国)。江守中国はすでに受注している案件を除いて営業活動を休止し、債権回収活動に注力する構え。
江守グループホールディングスは平成27年3月期第3四半期決算で、江守中国に絡む多額の貸倒引当金を積み増した結果、462億500万円の特別損失を計上している。
江守中国は当初、貸倒引当の原因となった商社金融ビジネスから撤退し、日系顧客とのビジネスに回帰して事業を継続する方針だった。ところが特別損失の発表にともなう信用の低下を受けて、顧客ばなれの発生や資金繰りの悪化が予想を上回るピッチで進行。業務継続の見通しが不透明になったことから、事業縮小の判断に至ったと説明している。

【亜州IR】《ZN》

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