東京都、年間5000人の正規雇用化に向けた施策を実施

2015年4月16日 11:58

 東京都は、年間5,000人の正規雇用化に向けて、新たな非正規雇用対策を今年度から開始する。事業主が、非正規労働者を正規雇用転換した場合、国と連携し、国のキャリアアップ助成金(正規雇用等転換コース)に上乗せして一人当たり最大50万円を助成する「東京都正規雇用転換促進助成金」などの施策が実施される。

 正規雇用化に向けた事業主への支援施策は他にも、「若者応援宣言企業」がハローワークの紹介により、対象となる若者を正社員として採用し6か月職場定着した場合に、一人当たり15万円を助成する「東京都若者応援宣言企業採用奨励金」がある。これらの施策はいずれも、「東京都産業労働局 雇用就業部 正規雇用対策推進担当」が申請窓口となっている。

 また、非正規就労者に対する支援としては、「正社員就職サポート事業」の受付を開始した。これは一定の社会人スキルを有しながらも、非正規雇用経験が長い人を対象に、紹介予定派遣制度を活用し、研修と派遣就労により正社員就職を支援するというもの。対象者は、大学等を卒業後7年以上かつ44歳以下で、直近2年間の正社員歴が合計1年を超えない人。

 年間700人の就労体験を予定(先着順)しており、4月15日(水曜)から12月中旬まで(定員になり次第、締め切り)下記の受託事業者が応募を受け付ける(電話又はweb)。

(株)東京リーガルマインド】
 電話 03-5913-6415(平日9時00分~18時00分)
 URL:http://partner.lec-jp.com/kokyo/2015/middle_support/
 ヒューマンタッチ(株)
 電話 03-6863-9961(平日9時00分~18時00分)
 URL:http://human-touch.jp/syushokusupport/umemp/

 他にも30~44歳を対象にした「東京しごと塾」、「就活エクスプレス」、「若者正社員チャレンジ事業」など様々な施策を展開していく。(記事:町田光・記事一覧を見る

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