デンソー、自動車部品開発子会社を移転

2015年4月15日 14:22

 デンソーは15日、研究開発体制の強化を図るため、自動車に関連する製品の研究開発を行う日本自動車部品総合研究所を愛知県日進市に移転すると発表した。

 今回の移転は、デンソー基礎研究所に隣接する土地および建屋をNECから取得するもので、既存の建物を使用するとともに、試作・実験棟および、パワトレ実験棟を新設する。今回の土地・建物の取得に伴う投資額は約60億円。

 日本自動車部品総合研究所は、排ガス低減と自動車の安全についての社会的要請に応えることを目的に1970年11月に設立された。1985年からはデンソーとトヨタ自動車の2社を出資会社として、主にパワートレイン、燃料電池、パワーエレクトロニクス、情報安全、熱システムの5分野の研究を行うとともに、先端研究を支える技術として、加工から試験・実験までを社内で行っている。今回の移転を機に、人員の増強や設備の更新を行い、研究体制の一層の強化を推進していく。

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