山手線・京浜東北線で架線柱が倒れる事故、JRは事故前に問題を把握していた
2015年4月13日 12:09
12日午前6時10分ごろ、東京都千代田区のJR山手線神田−秋葉原間で架線を支えている支柱が倒壊しているのが発見された。この支柱の撤去作業のため、山手線および京浜東北線では約9時間半後の15時48分ごろまで一部区間の運転見合わせが行われるなど、大きな影響が発生した(朝日新聞)。
事故の原因については現在調査中とのことだが、JR東日本は問題の支柱について、10日に傾斜が確認されていたにもかかわらず適切な対策が取られていなかったことが明らかになっている(産経新聞)。JRによると、「当時はすぐに倒れるなど緊急のものと認識はしていなかった」という。山手線では数年前から支柱の交換作業が進められており、問題の支柱は近く撤去される予定だったが、この作業の過程で支柱の強度が弱まっていた可能性が高いという。
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