政治から読み解く【経済と日本株】:片山虎之助氏「選挙が形骸化しつつあるのが心配」

2015年4月13日 14:11


*14:11JST 政治から読み解く【経済と日本株】:片山虎之助氏「選挙が形骸化しつつあるのが心配」
参議院議員の片山虎之助氏が「統一地方選前半戦が終わりました。首長選は相乗りも多く、野党系に強力な対立候補がなく、現職(及びその後継)がすべてに勝利しました。この傾向は最近いよいよ強くなり、投票率も低下し、選挙が形骸化しつつあるのが心配です。地方衰退がここにも現われています。」とツイートしている。

昨日投開票が実施された統一地方選挙の前半戦では、10知事選挙で政権与党サイドが全て勝利する格好となった。昨年の沖縄知事選や今年の佐賀県知事選など足元の首長選で政権与党は負けが続いていたが、久しぶりに地方で勝利を手にした。一方、政令指定都市では、唯一対決の構図となっていた札幌で民主、維新が推薦した元副市長が勝利と野党が一矢報いた格好に。

今回の10知事選、5政令指定都市のなかで与野党が対決したのは、知事選で北海道と大分の2つ、政令指定都市は札幌一都市に留まったことなどから投票率は低下。市場では、アベノミクスは一定の評価が得られたと見る一方、野党が候補者を立てなかったことで選択の余地が無かった面を考慮すると株価にポジティブな反応は期待できないとの声も聞かれる。《MT》

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