エーザイ、英Genomicsと遺伝子型/表現型データ解析で提携―新薬開発目指す

2015年4月13日 11:31

 エーザイと英国のGenomics plcは13日、エーザイの探索研究のターゲット選択、ターゲット評価、適応症の選択と薬剤のリポジショニングで、Genomicsの持つ大規模多表現型遺伝子の高度な統計的分析技術の利用に関する契約を締結したと発表した。

 両社によると、エーザイの研究開発部門「エーザイプロダクトクリエーションシステムズ」のチーフクリニカルオフィサーの直下に新しく設置したIntegrated Human Genomics(IHGx) Research UnitがGenomicsと連携し、研究を進めるという。

 Genomicsはオックスフォード大学からスピンアウトした会社である。遺伝子配列データ分析とその解釈におけるユニークな分析プラットフォームを開発し、さらに世界をリードする大規模な遺伝子データベースのデータ探索と分析の専門知識を併せ持っているという。

 また、エーザイの IHGx Research Unit はバイオロジーとケミストリーの高度な専門知識とリソースを有する研究ユニットで、エーザイプロダクトクリエーションシステムズのチーフクリニカルオフィサーの直下に新しく設置された。主に神経変性疾患、自己免疫疾患とがん免疫に研究の焦点を当てて、新規の遺伝学的な標的療法の研究を行っている。

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