日米の注目経済指標:米消費者物価コア指数、原油安が影響
2015年4月12日 01:46
*01:46JST 日米の注目経済指標:米消費者物価コア指数、原油安が影響
4月13日-17日に発表予定の主要経済指標のポイントは次の通り。
■14日(火)午後9時30分発表
○(米)3月小売売上高-予想は前月比+1.0%
参考となる2月実績は、前月比-0.6%で市場予想に反して3カ月連続の減少となった。
大雪などの天候不順の影響があったが、原油安でも個人消費は弱含みの状態が続いている。
3月については反動増が予想されるが、個人消費の持続的な回復は期待できないとの見方も。
■15日(水)午後10時15分発表
○(米)3月鉱工業生産-予想は前月比-0.3%
参考となる2月実績は前月比+0.1%。鉱業が-0.2%で全体の伸びを抑えた。石炭や石油・ガスの掘削に加え、サービス部門が低調だった。3月については製造業の持ち直しが期待されているが、鉱業やサービス部門の低調な状態は続くとみられており、前月比で減少する可能性が高い。
■17日(金)午後9時30分発表
○(米)3月消費者物価コア指数-予想は前年比+1.7%
参考となる2月実績は前年比+1.7%で市場予想をやや上回った。ただし、需要鈍化に対する懸念は残されており、物価上昇率がさらに高まる状況ではないとみられる。原油安の影響が他分野に波及する可能性は残されており、インフレ進行の兆候はみられない。
その他の主な発表予定は、13日(月):(日)2月機械受注、14日(火):(米)3月生産者物価指数、(米)2月企業在庫、16日(木):(米)3月住宅着工件数・住宅建設許可件数。《TN》