タクシー内で動画視聴すると次回割引になる実験開始へ

2015年4月7日 04:12

 日本交通、博報堂、ACCESSは6日、日本交通の一部のタクシーの車内で、iBeaconを活用した情報配信サービスの実証実験を開始すると発表した。日本交通の黒タク(黒色のタクシー)約1,600台にACCESSのBeacon端末を搭載し、iBeacon対応のスマートフォン向けアプリ「日本交通タクシー配車」(50万人が利用中)に対して企業の動画広告を配信する。

 利用者の「日本交通タクシー配車」アプリがタクシーの車内に設置されたBeaconに反応し、企業の動画広告を通知。乗車時から降車時までの視聴動画数に応じて、次回以降のタクシー料金の割引が受けられるクーポンが利用者の「日本交通タクシー配車」アプリに付与される。

 実験は、バージョンアップされた「日本交通タクシー配車」アプリで体験でき、同アプリのネット決済利用者のみが対象である。実施エリアは、東京23区、三鷹市、武蔵野市。アプリが利用できるスマートフォンのOSは、iOS 7.1以降、Android 4.4以降。

 今回の取り組みでは、博報堂が開発している屋外情報配信プラットフォームを活用。このプラットフォームは、乗車した場所や時間帯、乗車回数に応じて、配信する情報を変更する。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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