アドビ、日産にマーケティングソリューションプラットフォームを提供
2015年4月6日 22:05
アドビは6日、日産が、グローバルで展開する複数のブランドにおいて、一貫したブランドイメージを構築するために同社のデジタルマーケティングソリューション「Adobe Marketing Cloud」を採用したと発表した。
「Adobe Marketing Cloud」は、さまざまなデバイスとデジタルタッチポイントを通じてマーケティングコンテンツの高度なパーソナライゼーションを実現する。そして、ビッグデータを駆使し顧客と見込み客への効果的なリーチとエンゲージメントを支援するプラットフォームである。
日産は、世界各国で3つの自動車ブランド(NISSAN、INFINITI、DATSUN)を展開しているが、一貫したブランド戦略に基づいて、迅速な市場展開を行いつつ、顧客を理解するためのデータ分析や、ブランドイメージを保つためのアセット管理のコスト効率を高めたいという課題があった。
そこで、日産は、各拠点の強みを発揮できるようルノー・日産アライアンス共通のデジタルマーケティングプラットフォームとしてアドビを採用した。
これにより、各拠点のマーケターとクリエイティブチームは、顧客との接点となるモバイルやソーシャル、ディーラー網などの多様なデジタルチャネルを通じて、顧客一人ひとりの興味や嗜好に基づいた適切なコミュニケーションを図りながら、一貫したブランドアセットを迅速かつ効率的に活用できるようになる。
そして、グローバル資源の活用、重複投資の合理化、プロセスの標準化を図り、年間あたりのマーケティング投資を半分に抑制することを日産は目指している。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る)