黒田日銀総裁の異次元2周年発言に要警戒

2015年4月6日 09:33


*09:34JST 黒田日銀総裁の異次元2周年発言に要警戒
2013年4月の「異次元の量的・質的金融緩和」から2周年となる7-8日の日本銀行金融政策決定会合では、現状の金融政策の維持が決定されると予想されており、注目ポイントは、黒田日銀総裁の会見となる。


3月の日銀短観では、企業と家計の先行きの物価見通しは、ともに大きな変化がなかったことで、黒田日銀総裁が追加緩和に後ろ向きな発言をした場合、ドル・円は、117円台に向けて続落することが予想される。


逆に、黒田日銀総裁は、原油価格が続落した場合は、インフレ率が一時的にマイナスに落ち込む可能性を警戒していることで、予防的な追加緩和の可能性に言及した場合、ドル・円は、下げ渋る展開が予想される。


日本銀行金融政策決定会合では、30日に「経済・物価情勢の展望」(展望レポート)が発表されることで、追加緩和期待が高まっている。《MY》

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