ソーラーフロンティア、第4の太陽電池工場「東北工場」が稼働開始

2015年4月3日 12:11

 ソーラーフロンティアは2日、4番目のCIS薄膜太陽電池工場となる東北工場が稼働開始したと発表した。年間生産能力は150MW(メガワット)。今後は商業生産開始に向けた立ち上げを進めていく。

 同社によると、東北工場では、厚木リサーチセンターでの研究開発の成果を踏まえて世界トップレベルの生産コストを実現したほか、モジュール性能の向上を図った。同社のCIS薄膜太陽電池モジュールは、実際の発電環境下で部分的な影の影響を受けにくく、高温時の出力ロスが少ない特性を持ち、結晶シリコン型モジュールに比べてより多くの発電量(kWh/kWp)が得られるという。

 これらの優位性に加え、東北工場の新製品は15%以上の変換効率を目指すと同時に、電圧と電流の仕様を見直したことによりシステム設計の自由度が増したほか、ケーブルなどの配線部材の配置も工夫されている。

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