日立、サウジで送配電設備・システム事業の合弁会社始動

2015年4月2日 13:25

 日立製作所は2日、サウジアラビアで合弁会社「Hitachi T&D Systems Saudi Arabia Ltd.(HTDSA)」の営業を開始したと発表した。財閥企業体Juffaliグループの傘下であるWalid Ahmad Juffali Company Limited(WJCO社)と設立した企業で、送配電設備およびシステム事業を扱う。

 HTDSAは、ガス絶縁開閉装置の設計、製造から組み立て、据え付け、販売などを行うほか、変電所における設計から調達、建設、保守などの工程を一括して担当する。また、サウジアラビアのジェッダ市にガス絶縁開閉装置の新しい製造工場を建設する予定である。

 日立は、グローバル市場における送配電事業を拡大すべく、製造やエンジニアリングを行う事業会社をアトランタや蘇州、山東、台中、ジャカルタ、シンガポールに設立し、グローバルな事業展開を推進している。今回の合弁会社もその一環。

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