ホンダジェット、米国航空局から事前型式証明を取得

2015年3月31日 06:39

 ホンダの航空機事業子会社ホンダ エアクラフト カンパニー(以下HACI)は、米国連邦航空局(以下FAA)より小型ビジネスジェット機「HondaJet」の事前型式証明(以下PTC)を取得した。

 これは、HondaJetの設計が安全性と耐空性の基準を満たしていることをFAAが認定し、最終の型式証明が間近であることを意味する。

 FAAアトランタ航空機認定部の責任者であるメルビン・テイラー氏は、「新しく設立された航空機メーカーであるHACIがPTCを取得したことは、航空機メーカーとして重要なマイルストーンを達成したと言える。アトランタ航空機認定部は、先進的な航空機であるHondaJetを市場に送り出すプロセスに参加できて誇りに思う」とコメントした。

 HondaJetは、これまで全米70カ所以上で2,500時間をこえる飛行試験を実施。生産工場では12機が最終組立工程にあり、今後FAAによる最終の型式証明取得後、機体の納入を開始していく予定になっている。主なスペックは、航続距離は2,185km、巡航速度は778km/h(420ノット)、定員はパイロット1名、乗員6名の計7名。ビジネスジェットは、機体の大きさや最大離陸重量などで4つのクラスに分かれている。HACIが開発しているのは、もっとも小型なクラスに属する。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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