サウジアラビアからの資本流出加速

2015年3月27日 13:00


*13:00JST サウジアラビアからの資本流出加速
サウジアラビアは、約15年ぶりの資本流出に見舞われている。
サウジアラビアが率いる10カ国連合が、イエメンのイスラム教シーア派武装組織の拠点に対する空爆を開始した。
サウジアラビアは、既にイスラム教スンニ派の過激派組織「ISIL」を空爆する有志連合に参加しており、北部と南部での二面作戦を余儀なくされている。
イエメンでは、スンニ派系テロ集団・アラビア半島のアルカイダが、紛争を内戦に持ち込もうと策謀している。

サウジアラビアの地政学的リスクを受けて、資本流出が加速しつつあり、外貨準備高は180億ドル減少している。

イエメンのイスラム教シーア派武装組織の背後には、イランが控えており、米国との核協議なども絡めて、複合的な様相を呈し始めている。《MY》

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