中国:3月の上海ナンバープレート競売、落札成功率は過去2番目の低水準

2015年3月23日 11:49


*11:49JST 中国:3月の上海ナンバープレート競売、落札成功率は過去2番目の低水準
上海市で21日、今年3月の個人向け自動車ナンバープレートの競争入札結果が発表された。競りにかけられたプレートの枚数は前月(7653枚)比で3.2%少ない7406枚。参加者数は2万9466人多い13万2690人に拡大したため、落札成功率は前月の7.4%から3月は5.6%(↓1.8ポイント)に低下した。
落札成功率は、14年7月の5.4%に次ぐ過去2番目の低い水準。参会者数も過去最高(14年7月の13万6098人)に次ぐレベルに増大した。市外ナンバーの通行規制が近く導入される——との観測が流れるなか、ナンバー取得の希望者が殺到したとみられる。
ただ、最低落札価格は落ち着きをみせている。最低落札価格は2.5%安い7万4600人民元、平均落札価格は2.3%安い7万4830人民元に低下した。
直近の落札成功率は、14年の8月が6.1%、9月が6.8%、10月が7.0%、11月が7.7%、12月が7.7%、15年の1月が8.1%、2月が7.4%で推移した。
ナンバー取得時の現行競売制度は、上海市で2000年に導入されている。首都の北京市では、競売でなく抽選制度を採用。ただ、倍率が極めて高いため、当選するのはやはり困難な状況だ。

【亜州IR】《ZN》

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