中央環状線開通 なんと5割緩和

2015年3月22日 13:25

 東京都は2015年3月7日に開通した「首都高速中央環状線(中央環状品川線)」の開通後1週間の利用状況を発表した。

 中央環状品川線は湾岸線の大井JCTから大橋JCTに接続する約9.4km。これにより中央環状線(約47km)が全線開通するとともに、首都圏3環状道路(圏央道・外環・中央環状)の最初のリングが完成した。

 発表内容は「今回開通した区間の交通量は、1日平均約5万台」「都心環状線の1日あたりの交通量は、開通前に比べて約7%減少」「中央環状線内側において首都高速1日あたりの渋滞・混雑量は、日によって多少差はあるものの、1週間の平均で開通前に比べ約5割減少」「新宿から羽田空港までの所要時間はこれまでの約40分から約19分に短縮」「これまで1日9時間発生していた都心環状線の浜崎橋ジャンクション付近における渋滞がほぼ解消」というもの。

 筆者も定期的に首都高道路交通状況マップを見ていたが板橋JCT、大橋JCT、江戸橋JCT、箱崎JCTあたりは普段通りの渋滞だが他は良くなったように見えていた。実際に良くなっていたようだ。

 開通した夜に実際に走って(湾岸線から大井JCTを北上)みたのだがトンネル内の景色は先に完成していた中央環状新宿線ととくに大きく違うこともなく大橋JCTを超え、板橋JCTにたどり着いた。同時間帯に山手通りを走る時間の半分とかそれ以下だろうか?発表にもある「新宿から羽田空港までの所要時間」と同じようなことが体感できたと思う。

 トンネル内は片側2車線。平坦な直線というわけもなく結構飛ばしたくなるようなアップダウンありの高速ワインディング路という感じだが、大井JCTからトンネルに入ってすぐに「自動速度取締機」の案内が出てくるので自慢のハイパフォーマンスを出しないように注意注意だ。(制限速度60km/h)

 走っていて思ったのは目白通りへのアクセスが悪いことだ。これは中央環状新宿線の問題だが目白通りのかなり南部から出て山手通りを北上するか、ちょっと北部から出て南下するか悩む。

 湾岸線側から中央環状線を通って関越道に行きたい人はずっと北上して外環道美女木JCTから南下していけということだろうか?細かいところで気になることはあるがこの道路は素晴らしいと思う。みなさんもぜひ使ってみてほしい。(編集担当:久保田雄城)

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