日米の注目経済指標:2月の全国消費者物価コア指数は+2.1%予想
2015年3月21日 16:07
*16:07JST 日米の注目経済指標:2月の全国消費者物価コア指数は+2.1%予想
3月23日-27日に発表予定の主要経済指標のポイントは次の通り。
■23日(月)午後11時発表
○(米)2月中古住宅販売件数-予想は494万戸
参考となる1月実績は前月比-4.9%、年率換算で482万戸に減少。500万戸の大台割れとなり、住宅市場の成長鈍化に対する懸念は残されている。2月については、金利や所得水準に大きな変化はないことから、1月実績をやや上回るものと予想されるが、500万戸の大台には届かない見込み。
■24日(火)午後9時30分発表
○(米)2月消費者物価コア指数-予想は前年比+1.6%
参考となる1月実績は前年比+1.6%。1月については、ガソリン価格低下の影響は限定的だった。しかしながら、エネルギー価格の低下が他分野に及んでいることは否めず、コア指数の上昇はやや抑制される可能性がある。2月の数字が1月実績を下回る可能性は否定できない。
■27日(金)午前8時30分発表
○(日)2月全国消費者物価コア指数-予想は前年比+2.1%
参考となる1月実績は、前年比+2.2%で上昇率は市場予想をやや下回った。また、先行指標となる2月の東京都区部の消費者物価指数は、前年比+2.2%だった。インフレ鈍化はやや一服しているが、2%台前半の上昇率は3月も続く見込みであり、市場予想は妥当な水準か。
■27日(金)午後9時30分発表
○(米)10-12月期国内総生産確定値-予想は前期比年率+2.4%
改定値は速報値の+2.6%から下方修正されたが、市場予想をやや上回った。堅調な個人消費が、企業投資と輸出、政府支出の減少を相殺した。下方修正の要因は、在庫増加幅の圧縮によるものであり、個人消費はまずまずしっかりとなっていた。確定値では個人消費が上方修正される可能性があることから、改定値との比較で上方修正される見込み。
その他の主な発表予定は、24日(火):(米)2月新築住宅販売件数、25日(水):(米)2月耐久財受注、27日(金):(日)2月失業率。《TN》