日産、横浜工場にコージェネ蒸気供給開始

2015年3月19日 17:23

 日産自動車、J-オイルミルズとエネルギーアドバンスは19日、日産自動車横浜工場に設置するコージェネレーションシステムの廃熱を回収してつくった蒸気を、J-オイルミルズ横浜工場に供給する契約を締結し、蒸気・給水配管の建設に着工したことを発表した。

 日産自動車横浜工場は、エネルギーアドバンスと2006年にエネルギーサービス契約を締結し、日産自動車横浜工場3地区内にエネルギーアドバンスが設置したコージェネから電力と蒸気の供給を受けているが、日産が必要な電力負荷に合わせて容量を選定すると、発電に伴う廃熱を回収してつくった蒸気を使いきれず、コージェネの効率的な運用が望めないという課題があった。

 コージェネの蒸気を、熱需要の大きいJ-オイルミルズへ供給することで、コージェネの効率を最大化することが可能になった。今回の蒸気融通により、約3%の省エネルギー(原油換算1,400kL/年)、約6%のCO2排出量の削減(5,700t- CO2/年)を図ることができるとしている。

関連記事

最新記事