日立、マレーシア企業とエネルギーマネージメント分野で協業

2015年3月19日 15:27

 日立製作所は、マレーシアの企業と協働し、日立の省エネや制御などのエネルギーソリューションを導入するための実証試験を行う。日立アジア(マレーシア)社、マレーシアのSunway PFM Sdn. Bhd.(サンウェイ PFM社)が19日、エネルギーマネージメント分野での協業に関する覚書を締結したと発表した。

 日立とサンウェイ PFM社は、今後、サンウェイグループが所有・運営する不動産において、日立の省エネや制御などのエネルギーソリューションを導入するための実証試験を共同で行う。日立の技術やノウハウを活用し、サンウェイが所有・運営する施設のエネルギー効率を上げることで、マレーシアでの低炭素社会の実現に貢献することを目指す。

 サンウェイグループと日立は戦略的ビジネスパートナーとして、2013年4月にSunway Technology Sdn Bhd.と日立システムズがITサービスを提供する合弁会社であるHitachi Sunway Information Systems Sdn. Bhd.(日立サンウェイ)を設立して以来、幅広い分野での協業や提携について協議してきた。

 今回締結した覚書による取り組みの第一弾として、サンウェイグループの本社ビルであるメナラ サンウェイにおいて省エネ関係の実証試験を実施する。この実証試験で有効性が認められた場合、他の施設でのさらなる試験や、商用化に向けた検討を行う予定だ。

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