籾井会長は視聴者視点で進退考えるべきと民主・安住氏

2015年3月19日 08:28

 元NHK政治部記者で民主党の安住淳国対委員長代理は18日の記者会見で「NHKの籾井勝人会長は真面目に受信料払っている国民、視聴者の皆さんから見てどうなのかという視点に立って、自らの進退を考えなければいけないのではないか」と進退を考えるべきと提起した。

 1月2日に私的なゴルフで使ったタクシーの代金をNHKに支払わせていた疑いがあるとして、会長としての資質が問われている。籾井会長は個人で払うつもりだったので公用車でなくタクシーを使ったとしているが、降車時に決済しておらず、タクシー会社からの請求にNHKが支払っていた。監査委員から指摘をうけて後に、籾井会長が支払った。現在、監査委員会が調査中で、今週中に結果がでるという。

 この件について、安住氏は「籾井会長は放送に対する愛情がまったくない人ということ。経済人としていろいろな業績を上げられたと思うが、公共放送の会長としての資質ということでは基本的な部分で失格だろう」と指摘。「NHKは国民の受信料で成り立っており、受信料は事実上税金と同じぐらいの公益性の高いものだという認識を持たなければいけない」として、進退を検討するよう求めた。(編集担当:森高龍二)

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