ZMP、ソニー製車載向けCMOSイメージセンサ搭載ステレオビジョンシステムを発売

2015年3月17日 16:21

 ZMPは17日、ソニー製車載向け超高感度CMOSイメージセンサを搭載したステレオビジョンシステム「RoboVision 2」の受注を開始した。

 新製品は、ソニー製車載向け超高感度CMOSイメージセンサIMX224を2個搭載し、USB3.0にてPCへ取り込みが可能なステレオビジョンシステム。暗闇に相当する低照度0.005ルクスでも高画質なカラー映像が取得可能なイメージセンサを搭載し、最大1,280×960ピクセルで60fpsのカラー映像の取得が可能となる。

 また、アプリケーション開発環境として、カメラのキャリブレーションなどの設定や視差画像を出力するためのライブラリ、および、すぐに画像を確認できるアプリケーションが付属している。先進運転支援システム(ADAS)や自動運転車両においては、夕方や夜間など低照度の環境でも、先行車両や歩行者などのセンシングが必要となるが、同製品はこのようなセンシングシステムの研究開発に活用できるという。

 当初はソフトウェア開発環境(SDK)が付属した自動車メーカ向けの製品となるが、今後、機能を絞り込み量産化・コストダウンを行い、アフターマーケットへの展開も検討しているとしている。価格は80万円(税別)で、17日から先着50台を初期ロットとして受注を開始、6月より出荷を開始する。

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