【銘柄フラッシュ】アイロムHDなど急伸しマイナンバー株は軒並みS高

2015年3月16日 16:37

 16日は、前週後半に日経平均の1万9000円乗せなどを牽引したファナック <6954> が0.6%安の小反落となり、花王 <4452> も朝方に高値を更新した後は伸び悩んで0.7%安となるなど、このところのけん引役が一服となった。東洋ゴム工業 <5105> は免震ゴムの性能基準未達問題などにより朝方にストップ安の18.0%安となったが、後場は小戻したまま売買交錯となり12.5%安だった。

 中で、アイロムホールディングス <2372> がiPS細胞の増産報道などを好感して13.3%高と出直りを強め、上場投信を除けば東証1部の値上がり率トップ。一正蒲鉾 <2904> は株式分割の発表などが好感されて10.4%高、ぐるなび <2440> はバークレイズ証券による目標株価の引き上げなどが言われて8.7%高の高値更新となり、オイレス工業 <6282> は東洋ゴム工業の代替需要を連想などとされて4.6%高となり高値を更新した。

 引き続きマイナンバー制度への期待から連想買いなどが強く、ITBook <3742> (東マ)は17.2%ストップ高、ジャパンシステム <9758> (JQS)は18.8%ストップ高、ULSグループ <3798> (JQS)は23.3%ストップ高となった。また、ラクーン <3031> (東マ)は銀行持株会社の業務範囲拡大などに期待とされて8.9%高と高値を更新し、丸千代山岡家 <3399> (JQS)は1月決算や株主優待の開始などが好感されて一時ストップ高まで上げて16.6%高だった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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