ヤマハの人気のフィッシングボート「SR-X」シリーズに加わった最上級限定モデル
2015年3月12日 08:18
4万人の来場者を見込んで3月5日から8日まで開催した「ジャパンインターナショナルボートショー2015」で、ヤマハ発動機がパワフルな船外機を搭載し、装備を充実させたフィッシングボート「SR-X」シリーズのハイエンドモデルを発表した。2011年の発売以来、若年層を中心に好調な販売を続けているSR‐Xシリーズ。そのユーザー層拡大を目的に、40隻限定のプレミアムモデルである「SR-XX」を5月1日から40隻の限定生産モデルとして発売する。
新型「SR-XX」は、定評のある同社の排気量2785cc直列4気筒4ストローク船外機VMAX SHOシリーズの「F165A」を搭載し、卓越した加速性能とスピード性能を発揮。搭載する最高出力165psを誇るエンジンの採用とともに、高出力エンジンの性能を最大限に引き出すため、船底後尾に独自形状のステップハルを採用するとともに、モーターウェル、船底の強度を高めている。
同時に、ハードトップとワイパー付きフロントウィンドウを標準装備し、コックピットへの風雨の浸入を軽減。航走中の快適性を向上させた。また、実質的な装備としてフロントウィンドウにウォッシャー付きワイパーを装備し、フロントウィンドウの視界を良好に保つ。シリーズ最上級モデルにふさわしい、充実した専用装備の開発ならびに充実でアップグレードし、小型ボートに分類される製品ながら、プレミア性も意識したモデルになっているという。高い感性と感度を持ったアクティブで若いフィッシャーが所有するにふさわしいフィッシングボートとして訴求する。
ドライバーズシート、パイプを大型化したバウレール、スターンレールなどSR-XX専用の装備品のほか、視認性に優れた新型液晶マルチメーター、ハイグレードステアリングホイール、航海灯などを標準装備として設定している。
100リッターの固定燃料タンクに加えて、携行式の燃料タンク(オプション)の設置スペースも備え、タンクの切り替えはレバーの操作で簡単に行なえる。
有効釣りスペースを広げながら、デッキへの波の打ち込みを防ぐスクエアバウを採用。風流れ抑止、乗り心地の向上に効果を発揮するW.T.B.(ウェーブ・スラスター・ブレード)や横揺れを押さえるサイドスポンソン(SR-XXに標準装備)など、高い航走性能や快適性、機能性を両立させているという。
全長×全幅6250×2280mm、重量1129kg。定員は5名。価格は税別で501万3900円。(編集担当:吉田恒)