【中国の視点】ギリシャ、救済協議が破談なら中国などに援助を求める可能性(訂正)

2015年3月12日 09:45


*09:45JST 【中国の視点】ギリシャ、救済協議が破談なら中国などに援助を求める可能性(訂正)
下記のとおり修正します。
(誤)ギリシャ、救済協議が破断なら中国などに援助を求める可能性
(正)ギリシャ、救済協議が破談なら中国などに援助を求める可能性

ギリシャの救済協議をめぐり、ユーログループのデイセルブルム議長は今週10日、ギリシャが残された時間が少ないと警告した一方、ギリシャと債権者の協議を11日からの再開に同意した。

また、ユーログループの各国財務相もギリシャに対し、「時間を無駄にせず、同国が改革を実施しなければ、資金を供給できない」と強調した。なお、ギリシャは先月、4カ月の支援延長でユーログループと合意した。ただ、債権者側は、チプラス政権が改革を着実に実施していないことを理由に、支援金をまだ振り込んでいない。

ロイター通信によると、ギリシャは今月必要な資金を確保するため、銀行救済を目的とするギリシャ金融安定基金(HFSF)が保有する5億5500万ユーロの資金を活用する方針だという。

一方、中国メディアは11日、ギリシャは債権者との交渉が破談した場合、今年2月に計画していた「Bプラン」に切り替える可能性があると報じた。同プランでは、中国やロシア、米国の3カ国にギリシャ債を購入させる内容が盛り込まれていた。

これより先、ギリシャメディアは、中国が次回のギリシャ国債の入札に参加する予定で、前回の国債入札で中国が1億ユーロのギリシャ国債を購入したと報じた。

アムステルダムを本拠地とするINGグループはこのほど、ギリシャ問題がまだ解決されていないと指摘。解決に向けた策略の構成余地も限られているとの見方を示した。このほか、ナショナルオーストラリア銀行は、ギリシャが債務減免を受けなければ、ユーロから離脱する可能性が高いとの見方を示した。《ZN》

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