(中国)「一人っ子政策」の緩和、全カップルへの適用を検討
2015年3月11日 13:19
*13:19JST (中国)「一人っ子政策」の緩和、全カップルへの適用を検討
全国人民代表大会(全人代)の教育・衛生委員会の柳斌傑・主任委員は10日、「一人っ子政策」の緩和(片方が一人っ子のカップルが対象)について、着実に実施されていないと指摘。また、すべてのカップルに適用させるため、政府が人口構造などについて研究していることも明らかにした。
「一人っ子政策」が緩和された後も新生児の大幅伸びが確認されておらず、一段の緩和が必要だとの声が広がっていることが背景にある。政府の統計によると、ここ数年の出生率は約1.2%で、年間の新生児数は1600万人前後で推移しているという。
市場関係者は、一人っ子政策の緩和がすべてのカップルに適用されれば、都市部で二人目の子どもをもうけるカップル数が全体の20%まで拡大すると予測している。そのため、医療設備や乳幼児食品、ベビー用品、玩具、アニメなどに対する需要が大幅に増加するとの見方を示した。《ZN》