NY金:反落で1160.10ドル、米早期利上げ観測による売り圧力が勝る
2015年3月11日 07:01
*07:04JST NY金:反落で1160.10ドル、米早期利上げ観測による売り圧力が勝る
NY金は反落(COMEX金4月限終値:1160.10 ↓6.40)。1169.60ドルまで上昇した後、1157.80ドルまで下落した。米大統領経済諮問委員会(CEA)のファーマン委員長が、「強いドルは米経済成長への向かい風」と発言。一時ドル売りになった際に、金が買われ、この日の高値をつけた。
しかし、米連邦準備理事会(FRB)が6月にも利上げを開始するとの見方は根強く、その後、金の売りが優勢になった。ダラス連銀のフィッシャー総裁が退任前の最後の講演(9日)で、「遅い段階での急激な利上げよりも、早期のゆっくりとしたペースの利上げのほうが好ましい」、と述べたことが注目された。《KO》