ホンダ、国際自動車通信技術展でテレマティクス技術や防災・減災の取り組みを紹介

2015年3月10日 13:57

 本田技研工業(ホンダ)は10日、3月11日から13日まで東京ビッグサイトで開催される「第6回 国際自動車通信技術展」において、人とクルマと社会をつなぎ、思いやりあるモビリティ社会の実現に向けた同社独自のテレマティクス技術の展示や、防災・減災に繋がる取り組みを紹介すると発表した。

 今回は、新開発した高性能車載通信機「V2Xユニット」を使ったWi-Fi通信のみでクルマと社会インフラと、専用スマートフォンアプリを持った歩行者が互いにつながる技術を出展する。この技術は、平常時には、互いに一歩先の行動をやりとりすることで余裕をもった行動に役立つという。

 また災害発生時には、携帯電話網などの公衆回線がダウンした状況下でもお互いがWi-Fiでつながり、避難情報などの重要な情報を伝達させることが可能になる。会場では、V2Xユニットを活用したサービス(OMOTENASHI APP、マルチメディア放送波との連携)の紹介とともに、試乗デモンストレーションを実施する。

 また、2003年からはじめたフローティングカーデータの活用を災害発生時にも広げた防災・減災の取り組みを紹介する。2011年の東日本大震災発生時の通行実績情報の公開や、ソーシャルマップ「SAFETY MAP」・ホワイトアウト予測情報など、外部機関との取り組みを紹介する。

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