ウクライナ問題 平和的解決に努力と安倍総理
2015年3月2日 23:09
安倍晋三総理は2日、外務省の賓客として来日したウクライナのパウロ・クリムキン外務大臣の表敬を受け、「日本として引き続きウクライナの主権と領土一体性を尊重し、情勢の平和的解決に向け努力していく」と考えを伝えた。外務省が会談概要を発表した。
それによると安倍総理はウクライナ情勢の外交的・平和的解決に向けたクリムキン外務大臣の取り組みを評価し、日本の立ち位置を伝えるとともに「全当事者がミンスク合意を履行し、停戦を確保することが必要」と述べたとしている。
また安倍総理大臣はウクライナの安定的発展のための改革の重要性を指摘し「日本はこれからもウクライナの改革努力を支援する」と伝えた。クリムキン外務大臣はこれに謝辞を述べたうえで「改革を全力で進めたい」と答えた。
このほか、東アジアの安全保障環境についても意見が交わされ、クリムキン外務大臣から2日朝の北朝鮮による弾道ミサイル発射に対する強い非難の発言があり、安倍総理大臣から日本と同様の立場を表明したことに感謝する旨が述べられたという。(編集担当:森高龍二)