野村不動産、みなとみらいでエリア最大級のオフィスビル「横浜野村ビル」を着工

2015年3月2日 11:58

 野村不動産は27日、みなとみらい21地区で準備を進めてきた地上17階建てのオフィスビル「横浜野村ビル」を3月2日に着工すると発表した。竣工は2017年1月末の予定で、野村総合研究所が入居を予定している。

 みなとみらい21地区は、神奈川県と横浜市の企業誘致制度を活用した大企業の本社移転や外資系企業の拠点進出が相次いでおり、商業施設・オフィスビルなどの開発が進み、複合的な発展を遂げているエリアである。

 今回のプロジェクトは、基準階面積1,200坪を超えるみなとみらいエリア最大規模クラスのオフィスビルであり、効率の良いオフィス空間を確保。ガス発電時に発生した廃熱を、ビル内の空調熱源に活用する「コージェネレーションシステム」、中圧ガスとオイルによる発電が可能な「デュアルフュエル式非常用発電機」を採用し、BCP性能を強化している。

 さらに、みなとみらいエリアの街並みに配慮した縦基調の外観デザインを構成する自然換気フィンを採用し、外気を直接取り入れ可能とすることで、中間期の空調負荷の低減や停電時の事業継続に配慮した設計とした。環境負荷の低い機器を導入することにより、企業の事業継続や環境負荷低減に配慮し、みなとみらい21地区のさらなる発展に貢献するとしている。

 プロジェクトの概要は、所在地が神奈川県横浜市西区みなとみらい4丁目4番11。最寄り駅は、みなとみらい線「新高島」駅徒歩4分、「みなとみらい」駅徒歩6分、JR線他「横浜」駅徒歩11分。敷地面積は、8,962平方メートル(2,711坪)、延床面積は8万1,656平方メートル(2万4,701坪)。施工は清水建設。(記事:宮野 浩・記事一覧を見る

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