日米の注目経済指標:米雇用統計予想は失業率5.6%

2015年3月1日 05:20


*05:21JST 日米の注目経済指標:米雇用統計予想は失業率5.6%

3月2日-6日に発表予定の主要経済指標のポイントは次の通り。

■3月2日(月)午後10時30分発表
○(米)1月PCEコア指数-予想は前年比+1.3%
参考となる12月実績は前年比+1.3%。上昇率は鈍化しつつある。エネルギー価格の低下による影響は限定的との見方はあるが、インフレ進行の兆しはみられない。1月の市場予想は妥当な水準だが、予想をやや下回ってもおかしくない。

■3月2日(月)日本時間3日午前0時発表
○(米)2月ISM製造業景況指数-予想は53.2
参考となる1月実績は53.5。新規受注指数は52.9で12月の57.8から低下している。雇用、価格指数も低下。製造業部門の活動は低下しており、短期間で一変する可能性は低いことから、市場予想は妥当な水準か。

■3月4日(水)午後10時15分発表
○(米)2月ADP雇用統計-予想は前月比+21.8万人
参考となる1月実績は+21.3万人。2月中の新規失業保険申請件数を考慮すると2月の雇用者数は1月実績と変わらない見込み。労働市場の改善は続いているが、顕著な改善は期待できないとの見方が多い。

■3月6日(金)午後10時30分発表
○(米)2月雇用統計-
参考となる1月実績は、非農業部門の雇用者数が+25.7万人、失業率は5.7%だった。非農業部門雇用者数は市場予想を上回った。2月上中旬における新規失業保険申請件数を基に判断すると、2月の非農業部門雇用者は1月実績に近い結果になるとみられる。失業率については1月をやや下回る水準となる見込み。《TN》

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