今年の桜開花は平年並み、3月中旬の高知県からスタート=日本気象協会
2015年2月27日 15:48
日本気象協会は26日、日本全国48地点の桜(ソメイヨシノ)の開花予想を発表した。それによると、2015年の桜の開花日は、概ね平年並みだという。四国や近畿では平年より早い所がある見込み。
同協会によると、今年の桜前線は、平年より早い3月中旬に高知からスタートするという。九州から関東南部は3月下旬、関東北部や北陸で4月上旬、東北が4月上旬から下旬、北海道では5月上旬に開花する見込みとしている。
桜の開花は、前年の秋から開花日までの気温が影響し、晩秋から初冬に冷え込み、春先に暖かくなると開花が早くなるという。今年は、昨年12月の厳しい冷え込みの後、今年の1月から2月にかけての気温が平年並みか高めとなっていることから、桜の花芽の休眠打破とその後の生長は順調と考えられるとした。
この先の気温は、3月は寒暖の変動はあるものの、1カ月を通しての気温はほぼ平年並みと予想します。4月は平年並みか低く、5月は北海道では低い見込みだ。このため桜の開花傾向は概ね平年並みで、高知や和歌山では平年より早くなると予測している。